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花虎の尾/[DC]松田陣平

第4章 初めての出会い


??side

萩「陣平ちゃん、あとでちゃんと謝りなよー?
俺寄り道しながら部屋戻るねー」

萩はひらひら〜と手を振り
いつも通り通り過ぎる女の子に声掛けながら
廊下へと進んで行った



俺も戻ろうと食堂から部屋に行こうとする道中で
ふと嫌な顔が見える


降「松田…。」


目が会った瞬間フッとわらいやがる
いけすかねぇ野郎…と無視しようと通り過ぎようとした…



ーガッー


通り過ぎようとした瞬間降谷に肩を掴まれる



降「ちゃんと謝ったのか?」

その言葉に謝ろうとしたけどタイミングが合わなかった
と子供のような言い訳を並べようとするが
それは自分に苛立ちを覚え、何も返せなかった



降「…してないんだな。
警察官になる上で君の態度はどうかと思うよ」

そんな分かりきってる正論言われて
大人しくはいはい、っていう俺でもない。
ブチッと切れておれも降谷の肩をグッと掴み


?「そうだなぁ…、
お前のそのマニュアルみてぇな警察理想論を
ゆっくり聞かせて頂きたいものだな。
その理想を現実に出来るかは別だけどな」


ドンッと肩を押し部屋に向かって足を進める
押された降谷は追いかけも呼び止めもせず
ただその場に立ち尽くしていた。
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