第3章 入校式
桜満開の季節に
ガラガラと荷物を持って道を歩く…
威圧感のある門構えを見て決心を固める…
「本当に、お父さんと同じ道進むとはなぁ…」
東都大学を卒業出来る位の学力だ。
警察学校の試験になんなく合格し
警察になる為の学校に入校。
今日から寮という事で荷物をかかえてやってきた
荷物を自分の部屋に置き荷解きをする
試しに支給されたサイズぴったりの制服に腕を通す
「これじゃあ、お父さんと同じことしてるなぁ…」
お父さんの姿は覚えてないがお母さんによくそっくりだと言われてきた。
そんな娘がお父さんと同じ警察になると全寮制に行くと言い出すものだから
お母さんは寂しい思いをさせてしまったのだろうと
胸が少し苦しくなった…。
教場の発表は明日からだ。
どんな班とメンバーなのかすごく楽しみ。
仲良くできるかな…。女の子いるかな…?
色んな不安と期待を混ぜながら
荷解きを終え明日に備え
眠りにつく…