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短編夢小説 【呪術廻戦/狗】

第5章 卒業まで




今日は狗巻先輩の学生生活最後の日だった。

お互いに任務もなく、雪は自ら名乗り出て狗巻先輩の荷造りを手伝っていた。
とは言え、元より備え付けの家具がある寮の部屋に、個人の荷物はそんなに多くはない。


はぁ、と小さくため息が漏れる。
雪は壁に掛かった制服の前でその部屋を振り返って眺めた。物が少なくなり、がらんとした部屋は何だか物悲しい。


ここで過ごすふたりの時間も、もう後僅かなんだと、現実を突き付けられているようで。

込み上げるものをぐっと飲み込む。





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