第2章 カンタレラ
美味そうな匂いがするのぉ
もしかしてアヤちゃんか?あの女子の作る料理はちょいと味が濃すぎるんにゃ···
でも作ってくれるから食べるがな···。
ぱたぱた
ぎゅ
「風呂入ったぞ!」
「ヒマリさんのお世話ありがとうございます日出男くん、今火を使ってるからえーっ···お皿やお茶碗を出してくれますか?」
「わ」
「ヒマリさんもお願いします」
「うん」
ぱたぱた
(あー··なんか日出男達が楽しそうにしとる、これが··家族なんにゃ··)
ぺたぺた
「ヒヨシさん、今夕飯作ってますが食べれますか?(寝てるけど声かけは大事よね)」
「うみゃーー····」
(猫みたい)
ひやっ
「きもちぇ··つめたい」
(先程まで水使っていたからな)
「先にふたりを食べさせますね」