第3章 ぱ
今日も同じ時間同じ場所でまってる。
外では部活動の掛け声などがよく聞こえてくる
「今日はずいぶん遅いな~。」
私は教室にある時計を見ながらつぶやく。
いつも5分ぐらいの遅刻なんてたくさんあったから。
でも今日は20分たってる…。
「なにかあったのかな~…。」
そう思い連絡をとろうとするが
まっすーの電話番号はおろか
LINEもしらないのだ。
「そうだ。なんも知らないんだ…。わたし」
今日で4日目。
変わってきたことはたくさんあるけど。
連絡もしらなかったんだ
「まっすーがきたら聞こうっかな~。」
ガラガラ
「まっすー!!…。じゃ、ない」
教室のドアが開いたからまっすーだと思った
でもそこに立っていたのはどっかでみたことあるけど
思い出せない。
スーツをきていてじっと私を見ている
「ごめんねー。君の待ってた人じゃなくて」
一瞬いやなことが頭をよぎる
も、もしかして!!
この人ドロボウ?!?!
「こっ、このクラスになにか用ですか?!」
声が震えながらも威勢よく言ってみる
「クラスじゃない。君に用事があってね」
その人の視線のさきには私がいた。