第4章 「り」
「まあ。俺逃げるのはうまいからな~。」
という声が聴こえたかと思うと
まっすーがいつの間にか私の後ろに立っていた
驚きすぎて言葉も出ない私に
「口ぱくぱくしてるー(笑)金魚みたい(笑)」
ケラケラ笑ってるまっすー。
金魚って!!
褒めてないよね!!これ!!
「今度はリスみたいにほっぺがふくらんでるし(笑)」
またケラケラ笑ってるし。
と思ってるとなにかを思い出したのか
ひらめいた!みたいなポーズをとった
動きが古いんだけど(笑)
「俺さ授業中よく寝てるじゃん??で先生に雑用を1人でやらされることになっちゃったから今日は練習できないかも」
同時にごめんっ!というポーズをとる。
よく寝てるっていうか
ほとんど寝てるよね(笑)
それでもテストの点数がいいから驚きなんだけど
でも今日、練習がないってことは
学校おわったらまっすーと会えないんだよね。
まだ一緒にいたいな…。
「じゃあ。私も暇になっちゃうし手伝おうか??」