第4章 「り」
次の日学校に行くとあちこちで噂が飛びかっている
教室につくなり友達のみわとえりが
私の近くまで来てうわさのことを細かく教えてくれた
内容はまっすーのことだ
きのう告白されてその相手が
学校一ともいわれるマドンナ的存在の柏木友美(カシワギトモミ)
私も話したことはないがなんとなく知っていた。
「へー。で2人は付き合ったの??」
「って思うじゃん?!美男美女でお似合いだし。だけど増田くん断ったらしいよ。なんかこの学校に好きな子がいるらしいよ」
学校一の美女ともいう人を断って好きな人がいるというと
まっすーの好きな人ってどんだけ可愛い子なんだろう
と思っているとまっすーが教室に入ってきた
その瞬間にみんなが一斉にまっすーをみる
「えっ?!なに(笑)おはよ~。」
とあいさつをしたら
いつもまっすーと一緒にいる男子たちが近寄ってきて
「昨日お前、柏木さんの告白断ったんだって??」
「なんでだよ」
と次々、思っている言葉をまっすーに投げかける