第16章 変人マネージャーと四天宝寺テニス部(変身)
「ねぇ……私ね…思う事があるの…。」
珍しく小春、一氏の2人と昼休みを過ごしていると涼子が突然呟いた。
小春「ん?涼子ちゃん、どないしたん?」
一氏「自分がブスなのにようやく気付いたんかいな?」
「は!?誰がブスよ!蔵ノ介の従兄妹なんだから普通よりは美人だし!」
一氏「俺が言っとるんは見た目やなくて内面や!」
「何さ!私が性格ブスだと言いたいんかー!!」
小春「まぁまぁ!落ち着いて?で?何を思うん?」
「あのね…この前、部室でオサムちゃんのエロ本をみんなで見たんだけど…」
一氏「はー!?なんでんなモン部室で見るんや!?」
「ちょっと黙ってろっての!…でね?その時、謙也は顔真っ赤にしてキョドって、ケンちゃんは平静を装いながらエロ本チラ見しまくってて、光は堂々とエロ本の中の女を見ながら『あっ…この女なかなか良えやん。』とか言ってたの。」
小春「まぁ…思春期男子の反応やね?光はちょっと落ち着き過ぎやけど…。」
「そうなのよ。でもね?蔵だけはチラッと一回見て全く興味示さなかったのよ!コレってアレだと思わない!?」
一氏「アレって…何やねん?」
小春「アレって言ったらアレよ!涼子ちゃんは、蔵りんは女の子に興味ない…要はゲイなんじゃないかって言いたいんやない?」
「違うわよ!アレよ……イ○ポテンツ!」
小春&一氏「「ぶふーっ!!」」
涼子のぶっ飛んだ発言に小春と一氏は飲んでいたお茶を吹き出した。