• テキストサイズ

【HQ】灰色の世界【R18】【腐向け】

第2章 薄桃色の世界



爪が治りかけている
初めて第二体育館に行ったあの日から
菅原先輩の事を考えてしまう

「それは好きってことじゃないのー?」

ヒナの家にて
お茶を飲みながらヒナがにやりと微笑む
この気持ちの正体を知るためにヒナに相談したが
やはりというか、わかっていたというか
僕は菅原先輩に…
いや、それは駄目だと思った。

「ははーん?その顔は僕なんか―とか思ってるでしょ」

「うっ」

すかさずヒナからのデコピンを喰らう
これがかなり強烈なのだ

「いっっ!!ちょっとは手加減してよ…額が陥没したら利佳さんに言うからね」

「はー?女の子の力で陥没するおでこなんてありませーん」

部活はなくてもヒナの家で過ごすこの時間も割と好きではある
一人で家にいても考え事しちゃうし
こうやってゆっくりするのも悪くはない

「そういえば、爪はだいじょうぶ?」

「あーうん、まだ完治とまでは言えないけど…」

「正直な報告大変よくできました!」

「だって無理にやろうとしたらすぐばれるじゃないか」

ヒナの恐ろしいところは演奏を聴いただけで調子が悪いのをすぐ当てるところ
そして誰の調子が悪いのかも、すぐわかるところだと思う
耳がいいのか、勘なのか

「私が言うのもアレだけどさ?アヤが好きになったんだから
悪いように考える必要はないと思うよ」

「うん…」

「少しづつ距離を縮めて落とす!」

ポッキーでビシッと決めポーズをしてポリポリ食べながら
問いてくれてるのはわかるけど
そう簡単にいかないと思ってる
僕の気持ちが受け入れてもらえるなんて

「もーーーそういう顔してると菅原先輩は振り向いてくれないよー?」

「むっ…まだ付き合えるとは思ってないよ…」

ヒナが怒ったような表情すると立ち上がり
座ってる僕の両頬を手で強く押し当てるとかなり怒った表情をしてる

「大丈夫!時間かけてゆっくりよ!アヤはいい子なんだから!
この木江雛子様に何でも相談するのだ!」

「…そう、だね。うん。」

そうしなかったから
あの時も、ヒナに相談しなかったから
僕が壊されたんだと思うと一理ある。
ヒナにこれ以上負担はかけたくないが…
/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp