第8章 後夜祭。
「………え?」
「ほんと…待たせすぎなんだよ、てごしは!
だから、ずっと言ってたじゃん?w
オレの相方はてごししかいないって…。」
「うん…。ほんと、、
……バカで、ごめん。。」
「バカ…でもないんじゃない?」
「………え?」
「だって、結局帰ってきたじゃん?w」
「許して……くれるの?」
「………許すっていうか。。
うーん……何て言ったら
うまく伝わるかわかんないけど…。」
「……うん。」
「オレにとって、“you”なんだよ。てごしは。」
「……“you”?」
「『It's you』。……覚えてる?」
「あ……。」
「だから……理由なんて、ないの。
許すとか、許さないじゃなくて。。
そういう“定め”なんじゃないかなって。
だって、運命って…そういうもんでしょ?笑」
太陽が花を愛でるように
優しさで包み込んでくれたまっすー…。
そうだった。
いつだってオレは…
この優しさに甘えていたんだ…。
「……オレっ、、ごめ…ん。。」
「だから……もう、いいって(笑)」
加藤「あれ、小山さん何やってんの?
入んないの??」
小山「し、しげちゃ。。」
加藤「うわっ! 何で泣いてんだよ…w
もう、、俺、入るよ??」
小山「シ! シゲちゃんっ!」
加藤「うわっ!! 何で手越も泣いてんの??
ひょっとして、これ……入っちゃダメなやつ?」
増田「あ…、ごめん!
ビックリさせたよね? 入っても大丈夫だよ。」
加藤「ビッ…クリはした、けど。
え…何があったか聞いていいやつ??」
増田「あ…えっと、うん…。
テゴマスで、また歌いたいなって。。」
加藤「え…? やったじゃん!!
やっぱ、テゴマスはさ、
一緒にやるべきだと改めて思ったよ、俺も。」
小山「……社長は何か言ってた?」
手越「…うん、なんか…、
卒コンの売上好調だったらしくて。
『ときどき、やってもいいわよ。』って言ってたから
交渉はしやすいかな、とは思うけど。。」
小山「え〜? やったじゃん!!」
手越「全部、小山さんのおかげだよ。
ほんと、ありがとう。。」
小山「うん? それほどでもないよ(笑)
きっかけはそうかもしれないけど…。
でもさ、そのきっかけを次に繋げたのは
他でもない、手越とまっすーの力だから。」