第12章 卒業式ー誓いの口づけと未来への扉ー
協会の中に入ったの初めてだな
果たし状を送った野郎はどいつ、だ・・・・・・
「やっと来たか。遅いぞ、そうた」
「ゆうや?あの果たし状はお前が」
「果たし状?俺は、のりゆきに言われて・・・・・・俺ら二人とも、はめられたようだな。あいつ、寧ろ感謝しないとな。」
「なにが?」
「こっちのこと。この協会でさ、誓いのキスをすると、永遠に幸せでいられるってさ。試しに、しようか。」
「ちょっと待って!俺はまだーーーっ!!」
ゆうやはどこかの国の王子のようにひざまづき、俺の手をとると、顔を上げて
「健やかな時でも。俺と将来共に幸せでいたいと誓いますか?」
「・・・・・・っ。い・・・・・・誓い、ます・・・・・・」
「ふ。ありがとう。では姫。誓いのキスをここで」
「それはまだ準備が」
「タイムリミット。」
キスされたのと同時に綺麗な鐘の音が鳴る
「舌もっと絡めて。はぁ。そう・・・・・・」
「ぅ。ゆうや。俺を、はなさないで。一生・・・・・・」「んぅ。はなすものか。ずっと手放さないから。覚悟しろよ。そうた・・・・・・」