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完結:♡思春期サディステックボーイ♡

第11章 ギクシャクした空気・バレンタインのチョコで仲直りしよう


師走の季節から如月の季節へと変化した頃、俺はいつもどおりに支度して学校へ徒歩で通う。


校門前も校内も相変わらず騒がしいな




「あ。そうた••••••ぁ••••••っ••••••」




あの喧嘩以来、そうたは俺から遠ざけるようになっていた。
そりゃそうだよな。身勝手に我武者羅(がむしゃら)にしたんだから。当然の報いだ。


「よ、ゆうや!!どうしたんだよー。そうたとなんかあった?」
「のりゆき、か。はぁ」
「青息吐息してんな。何が起こったのか、遠慮なく相談しろ!お前が辛い顔してると、俺も心配してしまうんだよ。」













「それは100%お前が悪い」
「開口一番にその言葉かよ。」
「言語道断。自業自得だな。お前の中に芽生えてた気随気儘(きずいきまま)な嫉妬のせいで、そうたは相当ショック受けたんだ。怒る気持ちがわかる。なぁ。お前は卒業式まで酔生夢死(すいせいむし)するのか?それで良いのかよ!お前の中にはまだ、冷めちゃいねぇだろ!簡単に諦めてどうする!!!」
「俺は、アイツが好きだ!そうたを心の底から、愛してる!直接会って謝罪したい。」



「千載一遇のチャンスはつかんどけ。俺のように過ちをおかしたら、絶対に後悔するぞ。」
「そうだな。お前が叱咤してなかったら、俺、酔生夢死(すいせいむし)続行するところだった。」
「善隣友好(ぜんりんゆうこう)した仲間だろ?相互扶助(そうごふじょ)しないと男がすたる。」
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