第3章 とりあえず 監視
三井side
そのあとは 覚えてねぇ。覚えていたとしたら
気持ちよかったことだった。
流川は 終わったら さっさと
俺にご飯を作らせ 自分は呑気に
パソコンを見ていた。
あいつの鞄から パソコンを取り出したときは
マジ 驚いたぜ。
そして あいつは俺にこう言った。
流川「あんたとは やはり運命なんだな。
けど 俺の正体を知る必要がある。」
三井「え?お前の正体?」
流川「知らないのか?」
三井「まぁな。あの時は 疲れてたからな。」
流川「そうか‥‥それよりも あんたに聞きたいことがある。」
三井「なんだ?」
流川「牧紳一という男知ってるか?」
三井「知ってるなにも 牧は 海南の奴だぜ?バスケ部のキャプテンだと思う。」
流川「そいつも 俺と同じ奴だ。気を付けろ。」
三井「お前の正体言えよ。」
流川「誰にも言わないか?バスケ部や学校の連中にも」
三井「言わない。あいつら お前の味方だろ?」
流川「!!」