第2章 初めまして
扉の中に風見さんが入って行ったので,私も彼に着いて部屋に入った。
中にゼロがいるのだろうか。
後から来るのだろうか。
ドキドキしながら部屋に入ると、男性が2人席に座っていた。
とても狭い部屋だった。テーブルが五つありそれぞれパソコンが備え付けられ向き合うようにぴったりと引っ付いて置かれていた。
「めぐみ。」
一人の男性は髙橋だった。
こちらに手をフリフリと振っているので、私は彼に目を合わせ、アイコンタクトを送っておいた。
もう一人の男性も机に腰かけている。
ーー…綺麗な髪の毛。
それが第一印象だった。
こちらをチラッと見てきたのでどきりとした。
あまりにもイケメンだったから。
目は透き通るような薄いブルー。
綺麗な顔で直視できず私はお辞儀だけして視線を外した。
同い年ぐらいか年下か。この人もゼロ直属の部下なのだろう。
せっかく同じ風見班としてやっていくんだ。
彼ともうまくやっていきたいと思って、私はゼロが来る前に挨拶をしておこうと、金髪の彼に近付いた。
座っている彼の横に立ち彼を見下ろした。
少し眉を寄せる彼に私はニコッと笑いかけた。
「夏目めぐみといいます。よろしくお願いしますね。」
「…あ、あぁ。」
「いやぁ、ゼロって本当に存在したんですねー。どんな人なんですかね!あったことあります?さっき風見さんに言われて驚いてここに着いてきたんですけど、急にも程がありますよね。」
「…急だったか。」
「そりゃ急ですよー。帰るとこだったのに…。まぁそれは良いんですけど。せっかく同じ班なんで仲良くしましょ!この髙橋とも同期なんですよ!えっと…あなたは…」
「降谷だ。」
「降谷さんね!何年卒業ですか?警視庁では見たことないですけど…他の署?最近公安きたんですか?」
「お、おいっ!めぐみっ」
あわあわと、後ろで私の腕を掴む高橋に私は首を傾げた。
降谷さんは立ち上がり、スーツをピッと直すと私を見下ろした。
「警察庁警備局警備企画課の降谷零だ。」
「…警察庁……さ…っちょー…?」
「今日から僕の下で働いてもらう。いいな?」
「は…い。」
今日から上司になる、うちの上司はイケメンで…童顔…いや若く見えるらしい。