第45章 二人の時間
私はベッドに手をつき腰をそらしながら、腰を揺らした。
顔を歪め、耐える降谷さんの表情が色っぽくてドキドキした。
「…んっ…あっ…」
響くいやらしい音と、よく見える結合部にもう理性なんてなかった。
「…ふる…やさっ…んんっ」
「…めぐみっ。」
降谷さんも座ったまま私の腰を抱えるように掴むと、下から激しく突き上げた。
「ひっ…やぁ…っ」
「…出る……っ。」
降谷さんも絶頂に近いのだとわかると、私は再び降谷さんの首に手を回し強くて抱きしめた。
耳元にキスを落とし、自分も腰を動かし、彼を求めた。
「す…きっ…降谷さっ…あっ…ーーっ」
今度は強くナカで脈打つ降谷さんに私はさらに強く抱きしめた。
「…やばかった。」
「…ん?」
布団の中で私の髪の毛を撫でながら降谷さんがポツリと呟いた。
「最高に気持ちよかった。めぐみ。結婚しよう。」
「だから、プロポーズ雑なんですって。」
そんなので、『ドキ』ってする女いるわけがない。
「身体の相性は最高だとは思わないか?」
「……。」
まぁ、それは認めよう。
しかしだな!
「好きとか付き合ってとか言えないのに、なんで『結婚しよう』はそんなほいほい言えるんですか。そういえば、初めてご飯作った時も言ってましたよね?」
『結婚するか?』って言っていた気がする。
怖い真面目な上司がそんなこと言うとは思わなかったから、よく覚えてる。
「むしろめぐみがなんでそんな簡単に僕を『好き』って言えるのかがわからない。」
「…好きだからです。」
降谷さんは口元に手を持っていき、視線を天井に向けた。
ーー…あ、照れてる。
「じゃあ、その『結婚しよう』は本気じゃなくいつも冗談ってことですね?」
「……そういうわけじゃ。」
ごにょごにょ言う降谷さんはいつもの上司っぽくなかった。
「降谷さんからの本気で盛大でロマンティックなプロポーズを楽しみにしてます。」
「調子に乗るな。」
笑って私のおでこに軽くキスを落とす降谷さんに私は微笑みかけた。
明日からまたいつもの慌ただしい毎日が始まる。
だから、せめて今だけは二人の、二人だけの時間をゆっくりとーーー…。