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うちの上司は【DC/降谷】R18

第43章 どっち



『めぐみさんと結婚させていただきたくご挨拶に伺いました。』





私は目の前に現れた元上司を、ただただ黙って見つめた。

ーー…今なんて言った?


めぐみさんと……結婚ーー…!?




ていうか、警視庁?
降谷の名前をうちの両親に言ってしまっていいの?
なんでここにいるの?
如月さんはなんで来ないの?



頭の中はぐるぐると湧き出てくる疑問が渦巻いていた。


「…めぐみ。知り合い?」

コソッと私に耳打ちして来た母に私は頷いた。

「う、うん。えっとーー…。」


元カレ?
元上司?

なんて言えばいいんだろう。

私が口籠もっていると、降谷さんが再び口を開いた。


「めぐみさん。」
「は、はいっ。」
「他の方と結婚なんてさせませんよ。」
「…う?…えっ」


私があわあわとしていると私の肩をバシバシと母が叩いた。


「めぐみ、あなたこんな人がいたんじゃないの!なんで言わなかったの!」
「えっ、えっ…!?」



「えーーっと、降谷さんと言ったかな?」
「はい。」

父がゆっくりと降谷さんに話しかけた。
腕を組み眉に皺を寄せている。


「めぐみとは、以前から?」
「はい。お付き合いさせていただいていました。」


ふ、降谷さんが敬語で話してる…!
なんだか変な感じがして私の方が恥ずかしくなって来た。
私が顔を赤らめ下に俯いているのをみて、両親は照れていると思ったようで母は嬉しそうに私の脇腹をつついてきた。


「ここには如月さんがくる予定だったんだが…。」
「ちょっと事情がありまして、ここには来られないようです。」


にっこりと笑う降谷さんに私は背筋がぞっとした。

あの笑顔の時は、何かある時だ。

ーー…事情って!?

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