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うちの上司は【DC/降谷】R18

第38章 元上司 降谷零の作戦


何度めぐみの携帯に連絡をしても、一度も通じることがない。
解約はしていないようだが、電源も入っていないようだった。


…何か引き継ぎに不都合があった場合、めぐみに連絡を取る手段もない。
めぐみがそんな無責任なことをするとは思えない。




「降谷さん。すみません。今追ってる密輸事件の案件で、以前の資料を探しているのですが…」
「…。」

手を伸ばし用意された資料を風見から受け取ったが、めぐみほどの資料ではない。

「今日中に探してきます!」
「…あぁ。」


「めぐみに電話通じないんすか?」


あいつに聞けばどこに保存してるのかわかるはずと、高橋がスマホを取り出したが、風間は首を振った。

「夏目の電話には通じないんだ。」
「なんで辞めたんすかね。」

はぁっと全員が肩を落とす。


「そのことだが、やはりあの夏目が、僕に何も言わず辞めたのが気になるんだ。」
僕がそういうと、高橋も続けて言った。
「確かに降谷さんが海外行ってすぐでしたもんね。」
「あぁ。僕は何かあると思ってる。」



「しかし、彼女は自分で退職届を出したんですよね?」

ローラに言われ、僕と風見は顔を見合わせた。


「僕は受け取っていない。」
「自分は降谷さんに出したと思ってました。」


じゃあ、めぐみの退職届はどこだ。



…これは、僕より上の人間が関係している可能性が出てきたな。


「調べましょうか?」

影月に言われ僕は首を振った。

上の人間が動いているのなら、あまり大きく動かない方がいい。風見や影月たち僕の部下がめぐみの二の舞になるかもしれない。


「君たちは動くな。何事もなかったように仕事してればいい。」


ーー…ここからは僕が調べる。


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