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うちの上司は【DC/降谷】R18

第26章 あなたと共に


私はベッドから降りて降谷さんの荷物の方に歩いた。


「色々出しておきますね。」
「あぁ。」

鞄からコップやら、出して棚にしまって行った。

しばらく傷口が痛むだろうから自由に動けないだろう。
シャワーも浴びれないだろうし、私はチラッと降谷さんを見た。

怪我をしてそのまま搬送、手術となった上司は顔は看護師に拭いてもらっているがまだまだ髪の毛とかは汚れたままだった。


タオルを病室の端にある洗面台で軽く濡らすと降谷さんの髪の毛や首元を軽く綺麗にしようと横に立った。


「汚れているところ、軽く拭いてもいいですか?」
「…頼む。」

少し照れたように言う降谷さんの手や、首の辺りを優しく拭っていく。


「…謝らないといけない事が。」
「なんだ。」

煤が付いた髪の毛を拭きながら私はポケットから銃弾を取り出した。

「お借りした弾…、少し形が歪んでしまって。」
「そうか。」

私の手から弾を受け取り、指先で持つと降谷さんはそれをただ見つめた。
硬いワイヤーに当てた際、先が少し縮んでしまったのだ。

「すみません。」
「いや。感謝こそすれども、謝ることなんてない。」
「…。」
「あいつが死んだ時の弾なんて…持ってたって仕方ないのはわかってるんだ。」
「そんなっ!」


私は弾を持つ降谷さんの手ごと両手で包み込んだ。



「私にはお二人の関係を知りません…!けど…」

もうずっといつも持ち歩くくらい大切な人なんだと、そのくらい私でもわかる。

でしゃばって言う事じゃないけれど…でもーー…それでも。


「それがなければ私達は爆発に巻き込まれていたんです。」

持ってて欲しい。





「…そうだな。僕がこれからどれだけ活躍するのか、ヒロにはもう少し、見ててもらうか。」

ふふっと笑って降谷さんは銃弾を握りしめた。


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