第26章 あなたと共に
ピーーー
という音と共に爆弾のタイマーが止まり、私は急いでワイヤーに手を伸ばした。
自分の服を漁り、中からひとつの弾を見つけ握りしめた。
「…あった、よかった…あった。降谷さんありましたよ!」
壁にもたれ座っていた降谷さんを見ると、降谷さんは目をうっすらと開け、私を見た後ズルッと倒れ込んだ。
「降谷さんっ!」
足元には血溜まりがあり、尋常じゃない出血をしているのは目に見えて分かった。
私はすぐに影くんに電話をかけた。
『めぐみさん!無事ですか!?』
「救急車を…!早く!」
『落ち着いてください、近くに消防車と救急車を待機させています。降谷さんですか?』
「血が…止まらないの…はやくっ」
こんな状態になっても、爆弾を止めるために動き続けた上司。
『まもなく、高橋さんがそちらに到着するはずです。』
「わかった。救急車と爆発物の処理班をお願い。」
『めぐみさんのおかげで、何人か上げていた容疑者を絞り込めました。今、風見さんとローラさんが向かっています。まもなく確保できると思います。』
影くんの報告に私は安堵した。
さすが影くんだ。本当にパソコンだけの捜査で犯人を突き止めたんだーー…。
聞こえてくる、足音に私は顔を上げた。
「救急隊員たちが来たみたい。また連絡する。」
『わかりました。』
私は急いで服を一枚着ると、降谷さんの肩に手を当てた。
「降谷さん、すぐ病院に行きますから。しっかりしてくださいね。死んじゃダメですよ!」
救急隊員と高橋が到着して、降谷さんは担架に乗せられた。
私もその後ろについていき、降谷さんの救急車にともに乗り込んだ。
ーー…私が必要になるはず。