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うちの上司は【DC/降谷】R18

第25章 銃弾


私はハロちゃんを腕に抱きしめたままとぼとぼと歩いて帰っていた。


全部ではないけれど、今潜入している組織についてとそれに関する事件の資料に目を通してきた。

…あんな国際犯罪組織にずっと何年も潜入しつつ、他の事件も担当し、指揮までとっている降谷さん。



「お前のご主人は身体が10体くらいあるの?」

ぎゅっとハロちゃんを抱きしめてつぶやいた。
ぺろりと鼻の頭を舐められ、顔を顰めてしまったが、前ほど嫌悪感は抱かなかった。



組織のこと
“安室透”のこと
赤井秀一のこと

そして…公安部の諸伏景光という捜査官のことーー…。




私は資料を見てしまった事を少しだけ後悔した。


彼は降谷さんの同期だというではないか。

警察学校でも一緒だったのかどうかまでは知らないが、一緒に潜入をするくらいだから、よく知る中だったのだろう。


ーー…拳銃自殺か。



降谷さんが作成した報告書では、そこにライという人物、のちのち判明するFBI捜査官赤井秀一が関係していたというから、2人はお互い知り合いなのだな。




報告書には赤井秀一の写真も添えられていた。


沖矢さんとは似ても似つかなかった。










降谷さんのあまりの偉大さに萎縮してしまいそう。





「ーー…だめ。彼だって支えられないと。部下がちゃんとしないと。」



私も降谷さんと同じように動けるか、と言われたら不可能だ。
だけど、彼に認められ、私の力が必要だと思ってくれている限り、彼の部下として自分のできる事をしたい。










ハロちゃんと家に着き、手足を綺麗に拭くと、ハロちゃんはご飯がもらえるともうわかっているようで、餌置き場のあたりで嬉しそうに跳ねていた。



「ふふ、お前は賢いね。待っててね。」


お皿にエサを盛り、ハロちゃんの前に立ち手をハロちゃんに向けた。


「おすわり!」

わんっ!


ハロちゃんの目はエサに釘付けで、くるくると足元で走っている。


「まだいう事聞かないか…何故だ。」


エサを台におき、もう一度。

「待てっ!」

ガツガツと食べ始めるハロちゃん。


ーー…完全に舐められてる。

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