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うちの上司は【DC/降谷】R18

第24章 裏で


「今会えますか?」

電話の向こうは影くんだった。


「もうすぐ今してることが終わるからそれからなら。」
「なるべく早い方が助かります。今どこか言えますか?」
「…いえない。」

降谷さんの家は誰までが知っているのか私は知らない。
そんなこと教えられるわけがない。

わんっ!


と、足元でハロちゃんが吠え、私は慌てて口元に指を当てた。
しーー。



「…犬?あ、降谷さんの飼ってる?」
「知ってたのね。そうだよ。今頼まれたご飯とかをあげにきたの。」
「僕は色々調べて知ってますからね。」

ーー…怖いやつ。

正直にそう思った。
まぁ、私も降谷さんのことを調べてくれって頼んだんだけど。

「じゃあ近くまで車で行きます。降谷さんが組織内に今いるので、そのうちに閲覧しましょう。」




詳しい場所と時間を言われ、私は電話を切った。

仕事が早い影くんに感心しながら、私はハロちゃんを急いで降谷さんの家に連れて帰ろうと、リードを握りしめたが、
ここから歩いて帰ってハロちゃんのご飯を用意するより、指定された場所に行く方が近い。



「ハロちゃん、ちょっと付き合ってね。」

私はハロちゃんを影くんのところまで連れていくことにした。



しばらく行った河川敷の橋の下に、一台の車。
そこにすでに影くんが来ていた。


私は確認すると走って彼の車に乗り込んだ。


「お待たせ。」
「いえ、ノートパソコンから閲覧できるようにしておきました。今降谷さんが潜入している組織についてと、来葉峠の出来事についてーー…。」

私はハロちゃんを後部座席で落ち着かせ、助手席でノートパソコンを膝に乗せた。


「…ありがとう。すぐ見るね。」
「はい。一度だけですぐ痕跡も消すので記憶してください。」


私は頷いて、資料を頭に叩き込んでいった。

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