第22章 言葉でちょうだい
あーーーーーーーーーーあーーあぁぁぁーーーー!!!
うわぁぁぁーーーー!!
きゃぁぁぁぁぁぁ
いーーーやーーーーー!!
次の日の朝、シャワーを浴びながら頭を掻きむしった。
叫びたくて、もがきたくて、暴れたくて、
隠れたくて、私は心で叫びつづけた。
朝、目が覚めて、自分したことを思い出し頭が真っ白になった。
お布団ですやすや眠ってた自分が憎い。
起きた時には降谷さんはもういなくて、キッチンにはサンドイッチまで用意してくれていた。
「なんだっ完璧な男かっ!!あー…もう…最悪。」
熱めのシャワーを頭から浴びながら、自己嫌悪で壁におでこをぶつけた。
上司と…なんってことを。
あの時は理性が飛んでしまって、自分から誘ってしまったけれど…、冷静になったいま、自分のしてしまったことに恥ずかしくて、情けなくて穴に入りたい気分だ。
…す……素股…ってやつまでやってしまった!!
「あーっ!!」
また思い出して私はつい大声を出してしまった。
最後までしてはいないけれど、もうしたようなものだ。
あの時、もし避妊具があったら、最後までやってしまったのだろうか…。
お互いいい大人なのだから、そんなこともあるかもしれないけれど
…相手はあの上司っ!
「はぁぁぁ、なんてことを。」
足りない足りないって自分から…!
今日からどんな顔して会えばいいのかわからない。
いや、これでも公安だ。
ポーカーフェイスくらいやってみせろ、めぐみ!
私はシャワーから出て、落ち着かせようと水を飲んだ。
キッチンに置いてあった携帯を見ると、降谷さんからメールが来ていた。
『薬の副作用など、何かあれば言うように。ただ昨日の報告だけはなるべく早めに。』
上司らしい淡々としたメールだが、そのメールを読むだけでドキドキしてしまう。