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うちの上司は【DC/降谷】R18

第21章 欲情


自分の指に噛みついて、必死に耐えた。

「…。」

降谷さんは横で黙って車を走らせてくれた。

「…っ…う…ふぅー…」
「…血が出てる。」

「さっ…わらないで…くださっ」

血が出るほど自分の指に噛みついてるのはわかってるけど、そうでもしないと意識が飛んでしまいそうだった。

私は手首に触れてきた降谷さんの手を振り払った。



「…すみませ…ん」
「いや。悪い。めぐみのマンションに着いたぞ、歩けるか。」
「…はぃ。」

シートベルトを外し、ドアを開けるが、足が出ない。
震えてその場から動けなかった。

ーー…情けない。

悔しくて悔しくて泣きたくなってきた。


助手席のドアまで来てくれた降谷さんが、私の手を引いてくれた。
…温かい手。


ーーすがりたい。



私はまた首を振った。
薬のせいだ。


「…はぁ……」
「苦しそうだな。もうすぐドアだ、鍵出せるか。」

腰を支えられ、最後の力でここまで歩いてきたが、私はカバンに手を入れた瞬間また膝から崩れ落ちそうになった。


「おっと。」
「ひゃ…ゃ…」

降谷さんに抱き止められ、転ぶことはなかったが、もう立てそうになかった。

「はぁ…はぁ……ん…」
「…。」

降谷さんは私の手から鍵を取ると、開けて私を抱き上げた。



「…っ!」

触れられる場所全てが刺激になる。
私は降谷さんの首に手を回し、落ちないようしがみついた。

「布団に下ろすぞ。」
「…やっ…シャワーに…私をもう…」
「…。」
「シャワー…勝手にもう……するので…ふーー…んっ…」


膝裏の降谷さんの腕にすら、擦れて感じてしまう。

膝を必死に閉じて擦り合わせた。


「……めぐみ、つらそうだ。」
「…降谷…さんはもう…帰ってくだ…さい……ごめい…わくを…ふっ…」



「……。」


「…あ…つい…はぁ、はぁ…」

冷たいシャワーを頭からかかりたい。

身体の熱をどうにかしたい。


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