• テキストサイズ

うちの上司は【DC/降谷】R18

第12章 キス


降谷さんの胸に手をやり私はまた背伸びして耳に口を寄せた。

「家でも盗聴されてると思うと…料理してる方が楽で。だから本当にたくさん作ったんです。」
「もう少しの辛抱だ。もうすぐ大きく動く。それまで耐えてくれーー…めぐみ。」

「……ひゃ…」


耳元にダイレクトに伝わる上司の声。
私はつい声が漏れてしまい、ぐっと下唇を噛み締めた。

ーー…聞かれたかな。は、恥ずかしいっ。


怒られるだろうかとチラッと降谷さんを見上げると、少し驚いた顔をした後、しーーっと小さく言いながら親指で私の噛んでいた下唇を撫でた。

「…っ!」

あまりに近くて、あまりに緊張して、私は降谷さんの胸をぐっと押した。



「耳…本当に弱点……なのでっ」

わんちゃんにベロベロ舐められた時だって耐えられなかった。

「弱点って……くくっ。」
「もう…」

離れて欲しいっ!

「仕方ないだろ?聞かれたら困るんだから。」
「さっきみたいに携帯で…」
「時間がもったいない。」
「…は……恥ずかしい…です」
「…。」

ぎゅっと、目を閉じ降谷さんを押すとその手をぎゅっと掴まれた。

吐息が近くに感じられて目を開けると降谷さんと目があった。


……あ。また、キスされる。





そう思った瞬間、鼻をぎゅっと摘まれた。



「また、ついするところだった。」
「…っ!」

イタズラっぽく笑うと降谷さんは私から手を離し、そっとまた耳元で囁いた。


「後少しで解決するはずだ。また連絡する。」



そういうと、降谷さんは足音を立てないように資料室から出て行った。


/ 418ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp