第16章 さくらんぼ

不二「………話聞いてる？」
「…うん。(美味過ぎ〜！！)」
不二「………僕の事好き？」
「…うん。(あぁ…幸せ…。)」
不二「愛してる？」
「…うん。」
不二「今日泊まってもいい？」
「…うん。」
不二「お風呂一緒に入ろうか？」
「…うん。」
不二「一緒の布団で寝ようか？」
「…うん。」
不二「…ピーしてもいい？」
「…うん。」
不二「…最近太ったね？」
「…う……ん？おいコラ！今何て言った！？」
不二「ん？涼子さんって美人だよね？って言ったんだよ？」
「嘘付け！デブって言ったでしょ！？」
不二「涼子さんに向かってそんな言い方するわけないでしょ？」
「太った言ったがな！デブと一緒でしょ！？」
不二「クスッ…冗談だって。…あっ！僕のケーキ一口食べる？」
「えっ！？いいの？？」
不二「クスッ…いいよ？ほら、あーんして？」
そう言うと不二がケーキを一口分フォークに取り涼子に食べさせようとする。
「………自分で食べるわよ。」
不二「僕のケーキ食べたいなら、あーんってしないとダメだよ？食べたいんでしょ？」
「ゔっ……」
不二「さぁ…あーんして？」
恥ずかしいがケーキを食べたいという欲が勝ってしまい渋々食べさせてもらった。