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不二周助とツンデレ少女

第15章 呼び出し


「ところでこのリーダーとやらは何年何組か分かる?」
乾「当たり前だ。不二周助ファンクラブのリーダー、3年1組秋山麗美。彼女は1年の時から不二に好意を持っていてファンクラブに加入し3年になりリーダーにのし上がる。好きな食べ物はチョコレート、嫌いな食べ物は蟹。蟹はアレルギーの為食べられないら……」
「クラスと名前だけでいいから!じゃっ!ちょっとその秋葉原麗華のところ行ってくるから!サンキュー!」
そう言うと涼子はさっさと3年1組に向かった。
乾「相変わらず物覚えが悪いようだな。」
乾はまた更にノートに涼子のデータを書き足した。
そして涼子は3年1組の教室に入り教卓の所に立った。
「おいコラ!秋葉原麗華とやらはどこだ!?生意気にこの私を呼び出しやがって!!面見せろや!!」
いきなりガラの悪そうな高等部の先輩がやって来たのでクラスの中が凍りついた。
A「あの……先輩?秋葉原麗華って人はこのクラスに居ませんが…。」
「へ?嘘??だってさっき四角眼鏡がこのクラスだって………。不二周助ファンクラブのリーダーの……」
B「それって…秋山さんじゃないですか?」
「……あぁ!そうそう!そんな名前!秋葉とか秋山とかややこしい名前よね〜!で、その秋山なんとかはどこ??」
A「そこに居ますけど…」
少年Aの指差す方を見るとちょっとケバめの女子生徒がいた。
「マジ!?あんたがこの手紙の主ね!?」
秋山「そうよ!てか、放課後に来いって書いたんだけど!?」
「は?なんで私があんたの都合に合わせないといけないのよ?用があるならあんたが出向くか私の都合を聞きなさい!」
秋山「は!?超ウザい!先輩だからって威張んなよ!ババア!!」
「先輩後輩関係なく礼儀だっての小便臭いクソガキが!」
秋山「はぁ?マジムカつくんだけど!なんであんたみたいなのが不二君の彼女なわけ!?納得いかない!」
「周助の奴が私と付き合いたいって言ったからよ!悔しかったら周助に付き合いたいって言われてみろ〜!」
なかなか低レベルな言い争いである。
そんなこんな騒いでいると騒ぎを聞きつけた不二とクラスメイトの菊丸がやって来た。
不二「涼子さん!」
「…げっ!周助!?」
不二「げっ!は酷いなぁ。もしかして僕に会いに来てくれたの?」
菊丸「(げっ!とか言われてるのにそう考えられるってなんか凄いな…。)」
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