第11章 合宿
というわけで暇になった涼子は不二達の練習を覗いて見ることにした。すると竜崎先生に声をかけられる。
竜崎「三神!丁度いいところに来たな!」
「へ??」
竜崎「ドリンク作っといておくれ?」
「いや、私出来ないですよ?」
竜崎「作り方はここに書いてあるから大丈夫じゃろ!じゃっ!頼んだぞ?」
「えー!?」
そして渋々ドリンクを作ってみる。
不二「あっ!涼子さん!」
「お疲れ〜!」
菊丸「あっ!涼子先輩がドリンク作ってくれたの??」
「まぁね〜。竜崎先生が作れって言うからさ〜。」
桃城「おっ!いただき〜!」
海堂「桃城!待て!!」
桃城「あ?何だよ??」
海堂「…飲むなら少しずつにしろ。絶対、一気に飲むな!」
桃城「そんな必死に言うなって…分かったよ。」
そして桃城は一口ドリンクを飲んでみる。
桃城「……んがっ!!甘っ!!涼子先輩、なんかスゲー甘いッスよこれ!」
「え?書いてあった通りに作ったわよ?(だいたいだけど…)」
菊丸「どれどれ………ん?こっちはなんか薄いにゃ。」
大石「……うん、あまり味がしないかな?」
河村「俺のはちょっと甘い気が…。」
越前「なんか俺のは酸っぱいッス…。」
乾「…俺のはほぼ水だな。」
「えー!?みんな同じくらい適当に作ったのに??」
越前「いや、適当じゃなくてちゃんと作ってくださいよ。」
「いや、私って料理全般出来ないし?」
菊丸「これは料理という程のものではない気が…。」
乾「やはり…家庭科の成績だけは1という噂は本当だったようだな。」
桃城「家庭科だけって事は他は良いんすか?」
乾「家庭科以外は全教科5らしい。」