第11章 合宿
不二「涼子さん、明後日からの合宿一緒に行かない?」
「え?なんで私が!?」
不二「ん?僕が涼子さんと数日会えないのに耐えられないからだよ?」
「いやいや、ダメでしょ?私完全に部外者じゃん?テニスやってないし、中等部でもないし。」
不二「大丈夫だよ!かなり年季の入った建物で合宿するから悪霊がいたらお祓いもするって約束で竜崎先生にも許可取ったし?」
「えー!!報酬無いんでしょ?面倒臭い〜!!」
不二「…行けば三食タダで食べ放題できるよ?あとは少し手伝いしてくれれば昼寝でも好きにしてくれていいし?」
「……仕方ないわね。あんたがそこまで言うなら行ってやるわよ!」
不二「クスッ……じゃぁ、荷物の準備ちゃんとしといとね?」
「そうね………よし!周助!買い物行くわよ!!」
不二「えっ?何か買い足さないとダメなの??」
「え?お菓子を買い足さないとダメでしょ?お菓子は大切よ!!」
不二「あぁ……そういうことね。」
「ん?他に何があるのよ?」
不二「新しい下着やパジャマでも買うのかなぁと。」
「なんで??」
不二「修学旅行の前とか女子は新しい下着やパジャマ買いに行ったりするじゃないか!由美子姉さんもそうだったし!」
「……まぁ普通の女子ならそうかもしれないけど私は違うので。」
不二「クスッ…そうだったね。」
そして1週間分のお菓子を買い込み合宿へ参加する。