第9章 人形に取り憑いた霊
そして部活終了後、越前の家に行く。
越前「……なんで先輩達が居るんすか?」
涼子だけでなく不二と菊丸と桃城も一緒だった。
桃城「いや〜!除霊とかなかなか見る機会ないからさ〜!」
「ったく暇人よね〜。荷物持ちは周助だけで充分なのに。」
菊丸「だから俺と桃は見学だけね!」
不二「…君達、涼子さんの邪魔はしないようにね?」
桃城「しないっすよ〜!」
「まぁいいけどね。で?その人形は??」
越前「寺の中にあるっす。」
寺に案内してもらい涼子は人形を見る。
「ゔっ…凄い邪気……気持ち悪い。」
不二「涼子さん大丈夫!?」
「…大丈夫とは言えないけど……兎に角早く祓った方がいいみたいね。バッチリ悪霊が憑いてるわ…。周助!鞄からあれ用のお札と…あれ取って?」
不二「はい。封印用のお札と数珠ね。」
不二はたまに涼子の除霊の手伝いをするので除霊道具の事はある程度知ってるのである。
桃城「へぇ…不二先輩って助手もやれるんすね!」
不二「いや、そんな大層なものでもないよ?」
菊丸「いやいや、あれで分かって出せる地点で立派な助手だって!」
不二「涼子さんが言いたい事ならだいたい分かるからね。ちなみに今晩食べたい物も分かる!」
「私が食べたい物なんて今はいいから!周助達は邪魔が入らないように外で見張ってて!あとは1人でやるから!何があっても開けたらダメだからね?」
不二「涼子さん…気を付けてね?」
「大丈夫だって!」