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不二周助とツンデレ少女

第66章 高校卒業


青春学園高等部の卒業式が無事に終わり涼子と不二は昼休みの時間をよく一緒に過ごしていたまだ咲いていない桜の木の下に居た。

不二「涼子さん…卒業おめでとう…」
「ありがとう!………てか、なんでそんなに泣くのよ!?」
不二「だって…もぅ涼子さんと一緒に登校できなくなると思うと寂しくて…」
「ったく……一緒に行けなくたって毎日会えるじゃない?今までみたいに朝私の家寄るんでしょ?」
不二「………学校なくても朝起きてくれる?」

ちなみに涼子は仕事に専念したい為、進学はしないのである。

「………頑張って起きるわよ?」
不二「……本当に?」
「本当だってば!なんなら…誓いのキスしてやってもいいんだから!」
不二「えっ!?涼子さんったら……クスッ…なんか今日は大胆だね?そんなに僕とキスしたいの?」
「あっ…あんたが疑うからでしょ!?べっ…別にしたくないならしなくていいし!」
不二「クスッ…したいに決まってるでしょ?…涼子さん?こっち向いて?」

二人は向かい合いキスをした。

不二「涼子さん……これからも僕とずっと一緒に居てね?」
「……当たり前でしょ?私は……周助の事大好きなんだから。」
不二「クスッ…涼子さんから大好きって言ってくれるなんて嬉しいな。」
「だって…好きだし。あのさ……」
不二「ん?どうしたの?」
「今日……泊まってく?」
不二「クスッ…もちろんだよ。でもお昼は僕の家に来てね?母さんと姉さんが卒業のお祝いにご馳走作ってくれてるから!もちろんラズベリーパイもあるよ?」
「そうだった!早く行かないと裕太君にパイ全部食べられちゃう!周助!行くわよ!」
不二「クスッ…涼子さんのお祝いなんだから大丈夫だって。ゆっくり歩いて行こう?」
「………そうね。制服着て二人で歩くのは今日が最後だもんね。」

涼子と不二は手を繋いで帰って行った。



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