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不二周助とツンデレ少女

第8章  越前リョーマとの衝撃的な出会い


不二「涼子さん!朝だから起きてよ。」

朝寝坊する涼子を毎朝起こしに来るのが不二の日課になのである。

「ん…まだ6時じゃん…。」
不二「いつも言ってるでしょ?僕は朝練があるから起こすのこの時間になっちゃうんだよ。」
「朝からよくテニスする気になれるよね〜。起きたから周助は行ってらっしゃい。」
不二「……僕、涼子さんと学校行きたいんだけど。」
「……中等部と高等部だと校舎違うから途中までしか行けないんだし別でもいいじゃ〜ん。私もぅちょっとダラけたいし?春だから眠いのよ。」
不二「……ダメ!一緒に行こう!さぁ、早く着替えて!」
「え〜……」
不二「…なんなら僕が着替えさせてあげるけど?」
「自分で着替えるからやめてくれ。」

強引に脱がされそうなので涼子は渋々着替える事にした。ちなみにこの2人はまだ清い関係である。

不二「つまんないの〜。せっかくだから全部脱がせて清い関係を終わらせちゃおうかと思ったのになぁ。」
「んな事したら呪いで不能にしてやる…。」
不二「クスッ…冗談だよ。」

そして涼子は着替え、その間に不二は涼子の朝ご飯用におにぎりを作り、食べながら登校する。

「そういや、今日から校内ランキング戦だよね?この前話してた1年も出るんだっけ?」
不二「うん。凄く上手い子だからこれからが楽しみだよ。」
「へぇ〜。その1年にレギュラー取られないように頑張んなよ?」
不二「涼子さん…僕の事応援してくれるんだね!」
「まぁ…そりゃぁね。1年坊主に負けんのは悔しいし?」

そんなこんな話していると高等部の校門前に到着する。

不二「…僕も早く高等部に行きたい。」
「まだ中3になったばっかだから当分は先ね〜!じゃぁ、またね〜!!」

涼子が去ろうとすると不二は涼子を呼び止める。

不二「涼子さん!」
「ん?」
不二「キスしよう?」
「なっ!?何よ!いきなり!?」
不二「だって…お別れするの寂しいからしたいんだもん。」
「………せめて帰ってからにしてちょうだい。」
不二「えっ!?帰ったらしてくれるの!?」
「……考えてあげてもいいけど。」
不二「クスッ…絶対しようね?僕、朝練頑張ってくるから!」

そう言うと不二は張り切って部室へ向かった。
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