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不二周助とツンデレ少女

第63章 幸村の恋


そんなこんなで涼子の意見はあまり参考にはならないので幸村も杏奈も恋愛の本を参考にしてながら数回デートをしたのだが…

幸村「ねぇ…どのタイミングで名前呼びすればいいと思う?」

只今、幸村は杏奈を名前呼びしたくて悩んでいるのである。

白石「どのタイミングでも良ぇやん?俺なんか会ったその日からカブリエルって呼んどるで?」
不二「クスッ…僕は会った次の日から涼子さんって呼び始めたかな。」
「ねぇ?なんで私の家で会議してるわけ?」

何故か涼子の家のリビングでお茶を飲みながら幸村の恋愛相談をしているのである。

幸村「だって此処ならタダだし?」
白石「バイトの給料日前やから金ピンチやし?」
不二「僕が涼子さんとも一緒に居たいから此処で話そうって言ったんだよ?」
「あぁ…そうですかい。てか、白石君のガブリエルって?」
白石「ガブリエルちゃうで?カブリエルや!」
「……で?そのカブなんとかって何さ?白石君の彼女って外人??」
不二「涼子さん、カブリエルは白石のカブトムシの名前だよ?」
「は?カブトムシ??幸村君の恋愛相談になんでカブトムシが出るわけ??」
不二「クスッ…白石にとってはカブトムシは恋人なんだよ。」
「……あんたらがカブトムシを恋人にする男を普通に受け入れてるのが不思議でしゃーないわ。」
幸村「まぁ、とりあえずカブリエルの事は置いておいて…どうしよう?俺、藤堂先輩の事を……名前で呼びたい。」
「さっさと呼べばいいじゃない?難しい事じゃないでしょ?」
白石「自分は不二君の事名前で呼ぶのに時間かかったんやなかったっけ?」
「は!?なんで知ってるのよ!?」
不二「僕が度々涼子さんとの愛の物語を2人に語っているからだよ?おかげで2人とも僕達の全てを知ってるくらい詳しいんだから!」
「ったく!余計な話するなって……あっ……」
不二「どうかしたの??」
「杏奈からLIN◯来たんだけど…」
幸村「え!?藤堂先輩から!?何だって??もしかして俺の事??」
白石「幸村君…なんやいつものテンションと全然ちゃうな…」
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