第62章 真夏の雪女
暑い夏、最悪な事に涼子の部屋のエアコンが故障した為、修理するまで親戚の海堂の家でお世話になる事になった。ちなみに不二は高等部のテニス部の合宿があり数日不在なので今回は海堂家でお世話になる事にしたのである。
「うひょ〜!海堂家のエアコン快適〜!」
海堂「おい!涼子姉ちゃん!!下何か履けよ!!」
涼子はキャミソールとパンツというなかなかだらしない格好をしてソファでゴロゴロしていた。
「暑い日くらい別にいいじゃん!別に誰かが見てるわけでもないし?」
海堂「俺が見てるっての!!」
「気にしない気にしない!なんなら薫ちゃんもパンイチになっちゃえば〜?」
海堂「誰がパンツイチになるか!!いいから何か履け!」
「え〜!面倒臭〜い。」
穂摘「涼子ちゃん?薫も年頃なんだから…少し気を使ってあげてちょうだい?」
「年頃ねぇ……ってもこの格好見て欲情するとか無いっしょ?」
海堂「なっ!?」
穂摘「あるかもしれないわよ?思春期真っ盛りだし。」
海堂「ねぇよ!!ったく!!いいか!?俺が戻るまでに履いておけよ!?」
海堂は怒鳴るとそのままトレーニングに出てしまった。