第60章 まさか!?
不二が高等部へ進学して数日が経った頃、いつものように登校中なぜか涼子の元気がなかった。
「はぁ……」
不二「涼子さん?どうしたの??」
「…ん?別に…何でもないわよ。」
不二「絶対何かあるよね?朝ご飯の量も少なかったじゃない?」
「……たまにはそういう事もあるわよ。」
不二「だって心配になるじゃない?涼子さんの事大切なんだから。まさかダイエットしてるとかじゃないよね?涼子さんは別に太ってないんだからそんなの必要ないからね??」
「いや、本当に別に何でもないんだってば!ちょっと放っておいてよ!一々煩いわねぇ!」
不二「……そんな言い方は酷いよ。いいよ…もぅ知らないから!」
「………何さ!周助のバカ!!あんたの激辛調味料に酢入れてやる!!」
不二「クスッ…そんな事したら涼子さんが取り寄せた高級さくらんぼ全部ミニトマトにすり替えるからね?」
「は!?んな事したらあんたの新品の教科書にウンコの絵描いてやるから!」
不二「クスッ…随分と幼稚な事するんだね?まるで幼稚園児みたいだなぁ。」
「あんただって充分幼稚だし!!」
教師「コラー!!校門前で痴話喧嘩はやめんか!!」
いつの間にやら校門前まで辿り着いていて教師に注意されてしまった。
そして微妙な雰囲気のまま2人はそれぞれの教室へ入っていった。