第43章 大阪旅行4
不二「別にモロ大阪に拘らないでいいんだよ?思い出になる物が欲しいだけだから!」
「ん〜……じゃぁ、こんなのは??」
涼子はガラス球の付いたバッグチャームを見せた。
不二「綺麗だね……これなら学生鞄にも付けられるしいいね!これにしよう!涼子さんは何色のがいい??」
「そうねぇ…この赤いのが綺麗……でもこっちの青も捨てがたい……ちょっと迷うわねぇ…。」
不二「クスッ…じゃぁ、僕が青にするから涼子さん赤にしてよ?」
「こっちにベージュっぽいのあるけどこっちじゃなくていいの??」
不二「僕は涼子さんの好きな色を持ってたいんだ。」
「周助がそう言うなら…」
そう言うと涼子はバッグチャームを2つ持って会計に行こうとする。
不二「ちょっと待って?ここは僕に支払わせて?」
「え?私が払うわよ?」
不二「僕が言い出したんだから僕が払うよ。」
「お金の事なら気にしなくていいのよ?」
不二「たまには涼子さんに何か贈りたいんだよ。だから…ね?僕に支払わせて?」
「…分かったわ。じゃぁ、お言葉に甘えるとしようかしらね……ありがとう!」
こうして2人でお揃いのお土産を買い帰りの時間になったので駅に向かい電車に乗る。
不二「涼子さん、旅行ありがとう!楽しかったよ。」
「そりゃぁよかったわ!これもアームレスリング大会のおかげだけどね〜!」
不二「クスッ…涼子さんは?婚前旅行楽しかった??」
「なっ…!?婚前とかわざわざ付けなくていいし!」
不二「照れちゃって可愛いなぁ。……で?僕と2人で過ごした二泊三日はどう?」
「………そりゃぁ…楽しかったに決まってるでしょ?」
不二「クスッ…それなら良かった。また2人で旅行したいね?」
「そうね。また景品で旅行券手に入れたら2人で行くわよ!」
不二「クスッ…僕が高校生になったらバイトして連れてくよ。」
「楽しみにしてるわ。」
こうして2人の婚前大阪旅行は終わったのであった。
終