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不二周助とツンデレ少女

第38章 アームレスリング


涼子がコンビニへ1人で行った時、とある張り紙を見かけた。
「来週の日曜日にアームレスリング大会か…………ん?2等カメラ!?これ周助が欲しがってた奴じゃね!?………よし!」
涼子はある決意をして家に戻った。


3年6組の教室にて…
不二「ねぇ…英二?」
菊丸「ん?何??」
不二「僕と涼子さんってさ…倦怠期なのかな?」
菊丸「倦怠期??…何かあったの?」
不二「涼子さんが…最近素っ気ないんだけど…。」
菊丸「へ?涼子先輩っていつも素っ気なくない?」
不二「……2人きりの時はそうでもないんだよ?」
菊丸「そうなの?で?どんな感じで素っ気ないのさ??」
不二「今週はいつも先に帰っちゃうし…家に行っても早く帰れって言われるし………まさか…他に好きな人ができて僕が邪魔になったとか!?……そうだったら僕耐えられない…。」
菊丸「いやいや、涼子先輩に限ってそれはないんじゃない?(あの奥手な人が他に行くことはそうそうないと思うにゃ…)」
不二「僕だって涼子さんの事信じたいんだけどね…。」
菊丸「……あっ!そういえば今週の日曜日に公園でイベントあるから涼子先輩のこと誘ってみたら?部活休みだしさ!食べ物の屋台とか結構出るらしいからきっと食い付んじゃない?」
不二「あぁ………うん…そうだね!試しに誘ってみるよ。英二、話聞いてくれてありがとう。」

そして不二は帰りに涼子の家に行くとイベントに誘ってみる。
「ごめん…その日はどうしても外せない用があってさ…。」
不二「…どんな用事?」
「えっと………今は内緒で!……来週になったら…ちゃんと話すからさ?」
不二「…そうか。分かったよ…まぁ別に、付き合ってるからって毎日会わなきゃいけないわけでもないもんね。」
「えっ?」
不二「もぅ帰るね?涼子さん忙しそうだし。」
「来週からはいつも通りにできるから!」
不二「……うん。じゃぁ、またね?」
悲しげな顔をしながら不二は帰って行った。
「周助……ごめん。でも、2等賞のカメラの為なの……絶対に賞品獲得するんだから!」
涼子は不二には内緒でアームレスリング大会に出場し2等賞のカメラを手に入れるつもりなのである。
「よし!今日も特訓よ!!」
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