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不二周助とツンデレ少女

第34章 四天宝寺


全国大会で四天宝寺との試合で不二は惜しくも白石に敗れてしまった。
「周助…………。」
今までにないくらいに不二は落ち込んでいた。
そしてしばらくして不二が1人になっているところへ涼子は声をかける。
「周助……お疲れ様!」
不二「涼子さん………僕…負けちゃったよ。」
「………惜しかったよね。でも周助…凄く頑張ったじゃん!」
不二「うん…今までにないくらい頑張ったんだけどな……白石は強かったよ。……悔しいなぁ。本当に悔し………!?」
泣きそうになってるところを見て涼子は思わず座った状態の不二を抱きしめて頭を撫でた。
「周助………あんたよく頑張ったよ。それに凄く…カッコ良かった。」
不二「……負けたのに?」
「負けたって周助はカッコイイよ……一生懸命戦った周助は最高にカッコイイ……だから……決勝では絶対勝ってよ?」
不二「……クスッ…なんかプレッシャーだなぁ。」
「だって、もぅ負けないでしょ?」
不二「そうだね。僕はもぅ…負けないよ。」
そう言うと不二は涼子を抱きしめ返す。
「あっ……そういや私汗臭いでしょ?」
不二「ん?涼子さんはいつもいい香りがするよ?僕の方こそ汗臭いと思うけど…」
「ん〜…周助はいつも女の子みたいな匂いだよ?」
不二「クスッ…それはあんまり嬉しくないかな?……ねぇ涼子さん?……今日、涼子さんの家に泊まっちゃダメ?」
「………決勝に勝ったら泊まっていいわよ?」
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