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不二周助とツンデレ少女

第28章 甘党


裕太「つーか…女子限定って事は…丸井さんも女装したんですか?」
丸井「まぁな?見てみろよ?俺ってなかなか可愛いだろぃ?」
丸井はちょっと得意げに女装した自分の写真を見せた。
裕太「まぁ…確かに女子には見えますよね。(ここにも変態が居たとは…)で?バイキングのケーキ美味かったンスか?」
丸井「なかなか美味かったぜぃ!特にプリンタルトが美味かった!」
「私はレアチーズが1番だったけどな〜!」
不二「僕はティラミスが美味しかったよ。」
裕太「へぇ…いいなぁ。あのバイキング気になってたけど女子限定だから諦めたんだよ。」
不二「裕太も一緒に女装して行けばよかったね?」
裕太「いや…流石に女装は抵抗あるし。」
丸井「まぁでもバイキングは堪能できたけど色々大変だったんだぜ?」
裕太「え?何がですか??」
「丸子がさ〜…数量限定ケーキ取り行く時にずっこけてスカート捲れてパンツ丸出しになって男ってバレちゃってさ〜。」
不二「まさかそんな状態でバレるとは思わなかったから焦ったよね。」
「そうそう!それで店の人にオカマ集団扱いされてさ〜!私は本物の女だっての!!」
裕太「なるほど……バイキング目当てに仲間に加わらなくて正解だったみたいだな。」
そんなこんなで大量のドーナツを食べ終えた後、貰ってきたメニュー表を見ながら議論を始める。
「ここのドーナツはシュガーが1番だと思うわ!」
裕太「いや!やっぱチョコっしょ!」
丸井「何言ってんだ?イチゴが1番美味いだろぃ?」
要はどれが1番美味か話すだけである。
「あんた達分かってないわね〜?あのシンプルな味はドーナツの生地本来の味も味わえるのよ?」
裕太「チョコだって充分味わえますって!」
丸井「イチゴだって!なぁ?不二子??不二子はどれが1番なんだよ!?」
不二「ん〜…僕が食べたのだと…この数量限定のホットチリが1番だったかな?」
丸井「えー!?お前、マジで言ってんの!?」
「ドーナツといえば甘いのになぜか辛くした謎のドーナツが1番だとは…。」
丸井「これ食べる奴居るか分からないから1個だけにしといたんだぜぃ!?」
裕太「丸井さん…兄貴はマジですよ。味覚が死んでますから。」
不二「酷いなぁ?美味しかったよ?辛さがもっと欲しいくらいだったけどね?」
議論の結果、不二周助の味覚は死んでいるという結果で終わりました。
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