第5章 *作戦 【月島蛍】
「ぐぬぬぅー…」
「どうしたの?そんな顔して。もっと不細工になっちゃうよ?w」
どうもこんにちは。只今絶賛悩み中の私でございます…。
「あ、もしかして悩み?へぇー馬鹿でも悩みってあるんだーw」
「うるさいなぁ!!私にだって悩みぐらいあるんだよ!!ふんっ!!」
そう言って私はほっぺを脹らましてみせる。
…悩みの原因は蛍君なのに…。
私と蛍君は付き合ってもうすぐ3ヶ月。
それなのにまだキスもしたことがない。
それどころか手も繋いでくれないし…。
おまけに私と他の男子が喋ってても知らん顔。
…これって付き合ってるって言えるのかな…?
それどころか、蛍君は私の事好きで付き合ってるのかな…?
まぁ、付き合ってくれたこど事態が未だに信じられないんだけど…。
蛍君はカッコよくて、身長も高くて、口は悪いけど実は優しい。
そんな彼がモテないわけがないのだ。
周りには可愛い女子がいっぱいいるのに、何故か私を選んでくれた。
これが不思議で仕方がないのだ。
だから私は決めたんだ。
蛍君にヤキモチを妬かせてみせる!!!!