第5章 また見惚れてんのか
お腹の奥が痙攣するような感覚に体を動かせないでいると、バサリと布の擦れた音が聞こえる。
音の方へ目を向けると、トレーナーを脱ぎ上半身裸のロー。
色気のあるローの姿に目を奪われていると、どこがで聞いた覚えのあるセリフを言われる。
「…また見惚れてんのか。」
クスリと笑うローが覆い被さってきてコノハの唇を指でなぞる
「…なるべく痛くねェようにするが、痛かったらちゃんと言え。」
ローの優しい言葉に嬉しくなり、頷くと大きい手が頭を撫でた。
ズボンとパンツを脱ぎコノハの足の間に割って入ると、秘口へ己のソレを充てがう。
「挿れるぞ。」
固く閉ざされたソコに腹につくほど反り返る己を侵入させると、自分の腕に捕まるコノハ。
「ゔっ!ぃっ…た、ぃ…。」
「クッ…、力を、抜け。」
目に涙を浮かべ痛みに顔を歪ますコノハにキスをし、歯列を割って舌を入れるとわざと音を立てるように口内を犯していく。
「ふぁっ…、んむぅっ、あっ、ッ。」
少しでも痛くないように気を紛らわせゆっくり腰を沈めていくと、痛みに耐えるコノハ。
「ん゛んっ!ふっ、ん!」
その声に思わず顔を離してしまうロー。
「ッ、大丈夫か。」
今さら大丈夫じゃないと言われても止める事などできない。
「…っ、全部、入っ、た…?」
「ハァ…ッ、悪ィ、まだ半分も入って無ェ。」
自分の言葉に今にも泣きそうな顔をしているコノハの耳に唇を寄せ、耳朶を舐め上げる。
「んんっ!な、あっ…!」
そのまま耳の中へ舌を入れる
ピチャリ
「ぁんっ!そんなと、こに!舌、入れっ、な…で!」
耳が弱いのか己のモノを咥えるコノハの中がピクリと動いたのを見逃さなかったローは、最奥へと一気に腰を沈めた。
「んぁぁあっ!」
「…ッ、これで全部だ…」
そう言うとローはコノハの目から流れる涙を舌で掬い、汗で張り付いた前髪をかき上げると額にキスを落とした。