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魔法の手【ONE PIECE】

第9章 あんな所で満足してんじゃねェ



ローに揺さぶられながらも、目の前の首へ顔を近付けるコノハ。

数分前に自分がされたことと同じようにその首元へ歯を立てる。

「ッ…!」

首に走った痛みにローの動きが止まる。

何も言わずそのままでいると、小さな唇は胸に付けた跡と同じように首にも跡を残していく。

満足したコノハは顔を離し、ローを見つめる。

「…これでっ、おそろい。」

顔を上気させながら笑うコノハに、ローの加虐心が煽られる。

「随分と余裕そうだな。…笑えねェようにしてやる。」

コノハの膝裏に腕を通すと立ち上がり、ベッドへと向かうロー。

足が地面につく度に奥へと入りこむローのモノに、小さな声が漏れる。

「んっ…。」

フワリとベッドに降ろされると、ローを見上げるコノハ。

涙を浮かべたその表情にローはクスリと笑い、腰の動きを再開させていく。

「ぅああッ!んんッ…!」

奥の壁に当たるたび体が快感を逃そうと自然と腰が浮く。

コノハの心も体も逃したくないローは、その細い腰を掴む。

「ハッ…、逃げんじゃねェ。」

薄ら笑いを浮かべたローは、より深く中を抉っていく。


少し前までは他人で男も知らなかったコノハが、今じゃ自分の下で乱れていることにローの胸は踊る。

「あぁんッ!ふ、ぅッ!」

今まで恋だの愛だのに無縁だったローは、確かにあの時コノハに一目惚れをした。
日を増すごとに大きくなるコノハに対する気持ちは、きっとこれからも膨らみ続ける。

「コノハッ、愛してる。」

気持ちをぶつけるかのように腰の動きを早めていくと、細い腕がローへと伸びる。

「ローッ、私も愛してるッ…!」

どちらからともなく唇が重なり、部屋には互いの肌がぶつかり合う音が響く。

額に汗を馴染ませるコノハは、絶頂を迎えようと体を震わせた。

「んんッ、ろぉ!私、もぅっ…!」

コノハの愛液が己のモノに絡みつき、ローは更に腰の動きを早めていく。

ギュウギュウと締め付ける中に、ローも限界に近付く。

「クッ…、俺もだ…ッ!」

抽送を繰り返していたローのソレが最奥を突くと小さな体が弓なりに反れ、コノハが一際高い嬌声をあげる。

素早く己のモノを抜き取ったローは、上下する白いお腹に己の欲望を吐き出した。
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