第13章 元彼現わる
雄也さんとの電話で翔に言われた事を説明した。
雄也さんは、元彼から電話がかかって来た事に終始、不機嫌だった。
『どうして、今更、僕が元彼と会わないとダメなんだよ。何か気に入らない。会ってどうすんの?』
私もよく分からない。
「私の彼氏に会って良い人だったら、私の事、諦めるって言ってるの」
『えっ?それって今でも、美智留の事が好きだって事なのか?』
返答に困ったけど、本当の事を言うしかない。
「う、うん。そう。。。みたい」
『何だよ、それ。美智留もまだヤツの事が好き。。。なのか?』
えっ?
「そんな訳ないじゃない。私は雄也さんと付き合ってて、雄也さんしか見てない。そんな事、言うなんて酷いよ」
雄也さんに信じてもらえてないって思って泣きそうになった。
『酷いのは、どっちだ?』
えっ?
『僕を元彼に会わせるって事がどう言う事なのか分かってるのか?。。。ごめん、もう今日は寝るゎ。おやすみ』
「雄也さん?」
一方的に電話が切れてしまった。
雄也さんと初めて喧嘩しちゃった。