• テキストサイズ

夢の片隅で

第17章 記者会見


メンバーとモニターの前に椅子を持って来て並んで座る。

「もう、そろそろ始まるね。ドキドキする」

胸を押さえながらポツリと言った。

私の隣にはお兄ちゃんが座ってくれた。

「大丈夫だよ。浅岡が、しっかり記者会見してくれるなら、ちゃんと見届けろ」

お兄ちゃんは私の膝の上に置いた手を握って安心させる様に私に言った。

「うん、そうだよね?私は雄也さんを信じてるから」

しっかりお兄ちゃんの顔を見て応えた。

だけどドキドキするのは変わらない。

雄也さんの隣に居たい。

隣に居てサポートしたい。

そんな衝動にかられたけど、グッと我慢をした。

雄也さん、頑張って!!

祈る様な気持ちでモニターを見つめた。
/ 129ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp