第15章 本当の事
それから、すぐ職場に電話を掛け、休む事を伝えた。
やっぱり身体がダルくていつの間にか眠ってしまった。
妊娠中は眠気が半端ないって聞いた事があるけど本当だったんだ。
一日中、横になりウトウトばかりして居た。
夕方になり、誰からか着信があった。
横になりながらスマホを見ると同僚で親友の美結からだった。
「もしもし?美結?ごめんね、仕事休んで。」
『美智留?良かった、意外と元気そうで。』
あっ、そっか、職場には風邪で休んでる事になってるんだった。
「うん、ありがとう」
『体調大丈夫?ちゃんと食べれてる?』
美結にも心配かけちゃってるなぁ。
私は大親友の美結にだけは本当の事を話そうと思った。
めちゃくちゃ信頼してる大親友だから。
雄也さんとの事も美結にだけは話せた。