第5章 告白 *微R
吸い込まれてしまうんじゃないかと思う程、綺麗な瞳から目が離せないでいると、両手を掴まれ頭上に一纏めにされた。
そしてあっという間に私の上に覆い被さると、
「ーーなぁ、ここでお前の事抱いたらスッキリすんのかな?」
『ばっ、バカな事言わなっ、、⁉︎』
噛みつかれたのかと思う程、強引に唇を貪られた。
口の隙間からは舌が侵入し執拗に口内を犯される。
『ーーーッーーん"ッ‼︎‼︎』
角度を変える度、チュ、グチュッと水音がし、息継ぎさえ許されないほど深く混ざり合う。
何でっ、、、何でこんな事すんのよっ、、
動かせない手の代わりに、足をバタつかせ必死に抵抗すると、ようやく唇が離れた。
『ぷはっ、、、はぁっ、はぁっ、、、』
「、、何?抱かれたくてココ、疼いてんじゃねーの?」
五条の膝がぐんっと敏感なところに押し当てられた。
口を閉じ、変な声が出そうになるのを堪えると五条をじっと見据える。
『・・・五条、お願い。頭冷やして。
こんな事、してる場合じゃない。
あの子、ずぶ濡れだし、家の人も探してるかもしれない。』
私を見下ろしていた碧眼が僅かに揺れた。
『・・・・どいて。』
五条は黙ったまま私を解放し立ち上がると、そのまま背を向けて男の子を抱き上げた。
「・・・・お前は先、帰れ。」
『でもっ、、』
「いーから。早く帰ってシャワー浴びろ…」
肩越しに告げると、通りの方へと歩いて行ってしまった。
『・・・・一体何なのよっ、、、』
座り込んだまま、砂を握ると思い切り宙に投げつけた。
今更顔に熱が集まり、バクバクと音を立てる心臓が煩くて、
すぐにその場から動けないでいた。