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呪術廻戦 〜アナザーストーリー〜

第17章 それぞれの道  ※微R





幹線道路脇のパーキングに車を停め、同行する術師の帰りを待つ。


任務の内容的に小一時間程度はかかるはず…

左手に嵌めた腕時計に視線を落とすと、まだ送り出してからほんの10分たらず。


ーーーよし、時間あるし資料作りしよ。


役所へ提出しなければならない書類や任務の調査資料や報告書など、やらなければならない仕事は山積みだ。


ふぅ、と短く息を吐き鞄からタブレットを出したところでふと視界の先、行き交う人々の流れの中で一際目立つ人物を捉えた。



『・・・えっ…嘘でしょ?早っ‼︎』


人の流れが多い中、頭ひとつ飛び出したモデル並みのスタイルにサラサラとした白い髪。
遠目からでも彼を見間違うワケも無く、私は慌ててタブレットを片付けた。



〜〜〜ッ、早過ぎだよー‼︎

ひとつも資料作れなかったじゃんっ‼︎



『・・・仕方ない、戻ってからやろ…』



残業を覚悟し、気持ちを切り替えて運転席を降りる。


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