第16章 結ばれる *微R?あり
「俺、高専で教師になるから。」
いつもの軽い口調でサラリと爆弾を落としてきた。
『・・・・え?教師⁇⁇』
「そ。グッドルッキングガイ五条せんせー。
夜蛾にもこの話したらさ、「悟、ついに頭沸たのか。」って。酷くね?」
本人は肩を竦めて愚痴を零してるけど、、、
五条が、、、教師、、、、⁇
夜蛾がそう話すのも無理はない、いやむしろ同意見だ。
だって術師としての腕は超一流かもしれないけど、教師って中身が大事じゃん⁈
この学校イチ問題児の俺様五条が、、、、⁇
パチパチと目を瞬かせ、何故かドヤ顔をしている五条をじっと見つめる。
『・・・・教師って…教壇に立って指導したり社会のルールとか道徳的なやつを教えたりする人の事、だよね?』
「あー?そういう堅苦しい事はよく分かんねーけど、俺は俺なりのやり方で生徒を導いて強い術師を育てる!
あとの難しい事は夜蛾に丸投げするけどねー。」
そう話しながらケラケラと笑う彼はどうやら本気で教師になるつもりらしい。
『へ、へぇ、、』と口元を引き攣らせていると、急に五条が顔を覗き込んできた。
「ーーーだからさ、お前も頑張れよ。」