第16章 結ばれる *微R?あり
私は五条の首にぎゅっと両腕を巻きつけると勢い良く抱きついた。
「ーーーおいっ、、」
バランスを崩した五条はそのままベッドに背中から倒れ、私が押し倒したような体制になってしまった。
『好き…大好き…』
今にもお互いの鼻が触れそうな程の距離で見つめ合う。
「・・・俺の彼女になってくれる?」
口元に綺麗な弧を描き、大きな手が私の頬を包んだ。
『ーーー悪いけど、私の愛情は底なし沼みたいに深くて一度足を踏み入れたら2度と抜け出せないんだからね?』
「・・・例えが怖ーよ…」
『フフッ、要は一生離れないから覚悟してね?ってコト。』
そして間髪をいれずに五条の唇を奪った。
チュ、チュ、チュッ
啄ばむような戯れのキス。
コツンとオデコをあてて五条の反応を伺うと、
「ーー今まで散々焦らされてきたのにそんなんじゃ満足出来ないんだけど?」