第16章 結ばれる *微R?あり
顔を少し上げて五条の寝顔を盗み見る。
ふふっ、よく寝てる。
てゆうか、五条の寝顔ってレアかも…
ならこんなチャンス、なかなかないよね…?
私は腕を伸ばし、形の良い唇にそっと触れてみた。
「・・・柔らか…」
ふに、とした感触に女の私でもドキッとしてしまう。
それに間近で見れば見る程、綺麗な肌…
鼻筋も通ってて、睫毛はフサフサで長くて実に羨ましい。。。
『ふっ、、こんな無防備な五条、始めて。』
寝てる時はさすがに無下限は解けているようで私の悪戯心にさらに火が点いた。
鼻、何秒つまんでられるかな?
ニヤニヤしながら今度は鼻へと腕を伸ばし掛けた所で、
「ーーーー全自動で無下限が発動出来るようになったって言ってなかったな?」
『〜〜ッ⁈起きてたの〜⁇』
パチッと目を開いた五条は宙を彷徨う私の腕を掴むと、ニヤリと笑みを浮かべた。
「俺に悪戯仕掛けるとか1000年早いから。」
『クーーーッ‼︎てか1000年て言い過ぎじゃない?
・・・・ん?今、全自動で術式が発動されてるって言った、、、⁇」
「そ。あん時死にかけてさ、呪力の核心てやつ?掴んじゃったんだよねー。
だから寝てよーが何してよーが常に無下限は発動してる。
さっきが俺に触れたのはわざと解いたんだよ。」
『ーーーー何ソレ、、凄、、』