第15章 新たな季節
自分のベッドにそっとを下ろし、ふぅ…と息を吐く。
その隣にゴロンと寝転がり、間近にある寝顔をじっと眺める。
ーーーーあれ?
そういや前にもこんな事あったな。
「・・・あぁ、焼肉事件の時か。」
確かあの時もこんな風に寝こけたを自分の部屋に連れ込んだな。
そんでちょっかい出したのがバレて傑と硝子に説教くらったんだっけ。
「ーーー懐かしいな。」
自然と口元が緩んだ。
小さく身を丸めるようにして眠るを腕の中に抱き寄せ、体温を分け合うように身を寄せ合う。
ーーーまさかこんな風にお前を想う日が来るとはな…。
柔らかい髪が頬を撫で、ジャンプーの香りが鼻を掠める。
「あったけー、、、快眠抱き枕だな。」
ぬくぬくとした温かさと、抱き心地の良いのせいか眠気が襲ってきた。
今日は手、出さないでやるか…、、、、
「ーーーおやすみ。」
そっとオデコにキスを落とし目を閉じた。